最近

 ご多分に漏れず、先日内定式を終えた。ニュースなどを見ていると内定式にも様々形態があるようで、オンラインで完結する企業などを見て羨ましく思ったりした。ちなみに私は、懇親会を終えたあと肩に吐瀉物を撒き散らされ、帰るのも面倒だったのでネットカフェで一夜を過ごした。最近のネットカフェは足を伸ばして寝ることができるのでおすすめ。

 

 最近は主に知人に頂いたpeople treeのドライフルーツをもぐもぐしながら神保町あたりをぶらぶらしていた。Twitterで9月は篭り月間などと言っていたのだが、実際はそこそこ出歩いていたような気がする。

 

 奥野健男太宰治研究本や太宰と同時代を生きた人びとの太宰に関する著作を数冊買って読んだのだが、誰かしらのフィルターをかけて太宰を眺めるのであれば、私は坂口安吾のフィルターが一番好みだ。まさか『不良少年とキリスト』を読んで涙ぐむ日が来るとは思っていなかったが、研究者たちの冷めた目線と比較してその熱にやられたのかもしれない。疲れるほど何かをしていないので、疲れているわけではないと思う。

 太宰といえば、小栗旬主演の『人間失格 太宰治と3人の女たち』という映画が公開されているらしい。「死ぬほどの恋。ヤバすぎる実話。」というあまりにもセンスを感じないキャッチコピーと予告編から漂う解釈違い感から観に行くことはほぼ確実に無いだろうと思うが、もし観にいく人がいれば感想など教えていただけると嬉しい。

 

 これに限らず最近は映像を見ることが極端に少なく、映画であれば『愛がなんだ』『天気の子』『存在のない子供たち』TVアニメであれば『ヴィンランド・サガ』など、観ようと思っているのに未だに観ていない作品が多い。『勝手にふるえてろ』のファンブックを読んで共感しつつも、それを再度観るに至らないレベルである。10月11日に公開される『ブルーアワーにぶっ飛ばす』は必ず観ようと決意しているため、それを機に映像復帰できたらいいなと思っている。

 

 前回の記事でストリップについて少し書いたが、今も(と言っても一週間しか経っていないが)ストリップ界隈はよくわからない。というかあまり興味が無い気がする。先週のことなのに遥か昔のような気がするし、また行こうとも思わなくなった。

 ただ、ストリップについて検索してみたら興味深い記事を見つけたので、これは読むことをおすすめする。

stg318.hatenablog.com

この記事の内容と立ち位置がわかる部分を引用して、紹介という形にしたいと思う。 

ストリップ劇場に関係する法的な問題を整理し、「ストリップと法」のあるべき関係性を明らかにしたいと考え、本ブログの開設に至りました。このブログが、ストリップ「絶滅」の波に抗うための一助となれば誠に幸いです

はじめに─「ストリップと法」の関係性を問う─ - ストリップと法

 

 冒頭で書いたように内定式を終え着実に実社会に向かっているわけだが、だからといって特にやることもなく、このような中身のない文をダラダラと書き連ねている。

 諸先輩方が口を揃えて「学生のうちにできることをやっておけ」と仰るので学生のうちにできることを考えたが、貧乏学生である私には学割料金を設定している場所をめぐるくらいしか思いつかなかった。

 

 ところでガガンボという生き物は人類の敵だと思うのだが、どうだろう。というのも、まさに今現在、私の部屋の網戸にヤツが張り付いているのを発見してしまい、この恐怖心をごまかすため必死にこの文を書いているという状態なのである。

 田舎に住んでいるためガガンボなどは幼い頃からよく見ていたのだが、あれはどう見ても蚊がでかくなったものであり、吸血はしないらしいがその姿形だけで人びとを恐怖に陥れる生き物だ。

 蚊が人類の敵であることはおそらく多くの人に理解をいただけるだろうと思うが、しかしガガンボに関しては、少なくとも私の周囲では擁護派が多かった。

 擁護派は主に「吸血をしない」「飛んでいるだけ」「体が弱い」などの意見を唱えていたと記憶しているが、どれも私には理解できないものである。多くの虫は吸血しないし、飛んでいるだけ(もしくは歩いているだけ)だし、人間と比較すれば体は弱いだろう。ゴキブリは殺してガガンボは守ろうなどというのは筋が通っていない。

 ただ批判していてもキリがないため、ガガンボに寄り添って考えてみる。ガガンボは哀れな生き物だ。とてもかわいそう。撲滅派の意見は主に「蚊をでかくした姿形だから」というものだ。彼は蚊ではないのに、姿形が似ているというだけで殺されるのである。そしてその大きさ故に動きは鈍く、撲滅派に見つけられたが最後逃げ延びることは絶望的だろう。人類と蚊の戦争に巻き込まれた被害者だ。大変気持ちが悪い。

 ガガンボという名称はおそらく擁護派によってつけられたのだろうと思う。語感がよく、愛くるしい名称だ。名付けた人にはガガンボ(キモい)がガガンボ(かわいい)のように見えていたのであろうか。不思議で仕方ない。あの姿形はゴギガ・ガガギゴ*1という感じであろう。

 疲れたので終わる。

*1:遊戯王に登場するカード